こちらは、機械部品として使用されるアルミ(A6061)製のベースプレートです。T6処理(熱処理)後、アルマイト加工を施して仕上げています。
この製品の製造における最大の課題は、T6熱処理後の寸法変化を考慮した上で、内外径の寸法公差0.013mmという極めて高い精度を保証することにありました。一般的に、アルミは熱処理の工程でわずかな歪みや寸法変化が生じるため、加工後に熱処理を行う部品の精度管理は、極めて難易度が高いとされています。
この技術的な難題に対し、当社はベトナムパートナーと共に、長年の経験に裏打ちされた高度なプロセス管理で対応いたしました。まず、熱処理による寸法変化量を精密に予測し、それを織り込んだ寸法で一次加工を実施いたしました。そして、熱処理後にも再度、寸法管理と仕上げ加工を行うことで、最終的に公差0.013mmという要求精度を、安定してクリアすることに成功しました。
お客様からは、単なる加工技術だけでなく、熱処理という複合的な工程まで含めた、高度な品質管理能力を高くご評価いただいております。
株式会社いわいは、「加工」と「熱処理」「表面処理」といった、複数の工程をまたぐことで格段に難しくなる品質管理を得意領域としています。私たちは、各工程の特性を深く理解したパートナー企業と連携し、一貫した品質保証体制を構築します。「熱処理後の精度が出なくて困っている」。そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度、当社にご相談ください。
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