こちらは、機械部品として使用されるステンレス(SUS304)製のハンドルです。長さ180mmに対し、厚さ10mmという細長い形状のため、加工時に「反り」が発生しやすく、φ3 H7の穴公差や位置度0.02といった厳しい精度と、反りを抑制する、極めて難易度の高い加工が求められる製品でした。
このような細長い形状の部品は、フライス加工時に発生する熱や応力によって、どうしても「反り」が生じてしまいます。お客様はこれまで、この反りの問題が原因で、サプライヤーの品質が安定しない、あるいは転注を考えても加工自体を断られてしまうという課題を抱えていらっしゃいました。
この技術的な課題に対し、当社はベトナの協力企業とともに、長年の経験に裏打ちされた「工夫と改善」で応えました。製品を固定する特殊な治具の設計・製作や、加工順序、切削条件の最適化といった、独自のノウハウを駆使いたしました。加工時に発生する内部応力を巧みにコントロールすることで、反りの問題を根本的に解消することに成功しました。
お客様からは、どのサプライヤーも解決できなかった長年の技術的課題が解決され、品質が安定したことで、安心して発注できるようになったと、高い評価をいただいております。
「この部品は、反りが出るから加工が難しい」。株式会社いわいは、そうした製造現場の技術的な難題を解決するパートナーです。私たちは、単に安い工場を探すのではなく、お客様の課題を解決できる本物の技術力と高い改善意識を持った企業と連携します。「加工が難しい」と諦めていた部品がございましたら、ぜひ一度、図面とご一緒に当社にご相談ください。
サプライチェーンの安定、技術継承、品質保証・・
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