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ベトナム人の元技能実習生が持ち帰った、ベトナムでの日本品質のものづくりとは?

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目次

海外調達を検討する際、「ベトナム調達は品質が不安」「コミュニケーションが難しい」といった不安を抱く方は少なくありません。しかし今、ベトナムには「日本で学んだ技術と品質意識を持ち帰った元技能実習生」が経営・管理する工場が増えており、日本基準の品質管理を実現しています。実際に、元技能実習生が持ち帰った「日本品質」の実態と、株式会社いわいが厳選した優良パートナーとの取引メリットをご紹介します。

1. ベトナム人の技能実習生の現状

日本の技能実習制度は、開発途上国の人材が日本で技術や知識を学び、母国の経済発展に寄与することを目的としています。ベトナムは技能実習生の送り出し国として最大規模を誇り、約20万人のベトナム人技能実習生が日本で働いています。

彼らが学ぶのは、溶接、旋盤、フライス盤、プレス加工、板金加工といった製造業の基礎技術だけではありません。日本の製造現場で当たり前とされる「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」「品質第一の意識」「標準作業の徹底」「報連相の文化」といった、日本独自のものづくりの基礎も応用も身につけて帰国します。技能実習生が日本で得るものは、技術だけではありません。さらには、「目に見えない財産」が、帰国後の彼らの強みとなります。例えば、品質意識、時間厳守、協調性、改善意識などもあげられます。

私が実際にベトナムの工場を訪問した際、工場の壁に「5S」のポスターが日本語で貼られているのを見て驚きました。工場長に聞くと、「日本で働いていた頃に学んだことを、ここでも実践している」とのことでした。

 

2. ベトナムに帰国した技能実習生はどうしている?

彼らのように技能実習を終えて帰国したベトナム人の多くは、以下のようなキャリアを歩んでいます。

①製造業の工場で管理職・技術者として活躍

帰国後、日本で学んだ技術を活かして、ベトナムの製造業で品質管理担当者、生産技術者、工場長といった管理職に就くケースが多くあります。日本基準の品質管理を知っている彼らは、現地の工場にとって貴重な人材です。

②自ら工場を起業・経営

日本で貯めた資金と、学んだ技術・ノウハウを活かして、帰国後に自ら工場を立ち上げるケースもあります。こうした工場は、日本で学んだ品質管理を導入しているため、日本企業からの発注に対応しやすいという強みがあります。

③コーディネーターとして活躍

日本語能力を活かして、日系企業とベトナム企業の橋渡し役として活躍する人もいます。

元技能実習生がベトナムに持ち帰る「日本品質」は、ベトナムの製造業全体のレベルアップに大きく貢献しています。私が訪問した工場の中には、工場長自身が日本で10年間働いていた元技能実習生で、「日本で学んだことをここで実践して、ベトナムの製造業を良くしたい」と熱く語っていた方がいました。その工場は5Sが徹底されており、整理整頓された現場は日本の工場と遜色ないレベルでした。

 

3. ベトナム人の元技能実習生が持ち帰った、ベトナムでの日本品質のものづくりとは?

元技能実習生が経営・管理する工場の最大の特徴は、「5S」が徹底されていることです。日本の製造現場では当たり前の5Sですが、ベトナムの工場では必ずしも浸透していません。しかし、日本で働いた経験を持つ彼らは、5Sの重要性を身をもって理解しています。5Sが徹底された工場では、作業効率が向上し、不良品の発生率も低下します。また、工具や材料の紛失が減り、安全性も向上します。

私が工場を訪問した際、床に貼られたテープで工具の定位置が明確に示されており、作業員が作業後に必ず工具を元の位置に戻している様子を見ました。「これは日本で学んだやり方です」と工場長が誇らしげに説明してくれたのが印象的でした。

日本の製造現場では、標準作業手順書に基づいて作業を行い、誰が作業しても同じ品質が出るようにすることが基本です。元技能実習生が管理する工場では、この考え方が浸透しています。作業手順を文書化し、新人教育にも活用することで、品質のバラつきを防ぎます。また、作業手順を守ることで、不良品の発生原因を特定しやすくなり、改善活動にもつながります。さらに元技能実習生が管理する工場では、日本語でのコミュニケーションが可能です。図面の読み方、品質基準の解釈、トラブル発生時の報告など、細かいニュアンスが伝わるため、コミュニケーションの壁が大幅に低くなります。これは、ベトナム調達における最大の課題の一つである「言葉の壁」を解消する大きなメリットです。

 

4. ベトナム人の元技能実習生が経営している工場からの仕入れは可能?

元技能実習生が経営する工場から仕入れるメリットは、以下の通りです。

①品質トラブルが少ない

日本基準の品質管理を理解しているため、日本企業が求める品質レベルを満たしやすく、品質トラブルの発生率が低いです。

②コミュニケーションがスムーズ

日本語でのコミュニケーションが可能なため、図面の解釈や仕様変更の伝達がスムーズです。また、トラブル発生時の報告も迅速に行われます。

③日本企業の商習慣を理解している

日本で働いた経験があるため、納期の重要あか性、報連相の文化、品質第一の考え方など、日本企業の商習慣を理解しています。

④改善提案が期待できる

日本で学んだ改善意識を持っているため、「こうすればもっと効率的になる」といった提案を積極的に行ってくれるケースもあります。

 

5. 技能実習や日本渡航経験がなくても、日本語対応可能で日本基準で品質管理をしているベトナム製造業も!

元技能実習生が経営する工場は魅力的ですが、技能実習や日本渡航経験がなくても、日本基準の品質管理を実現している優良工場は多数存在します。たとえば、株式会社いわいでは、品質管理体制の確認、コミュニケーション体制の確認、生産能力と納期管理などを徹底している取引先と連携しています。技能実習経験のない工場であっても、株式会社いわいが間に入ることで、日本基準の品質管理を実現できます。

 

実際にいわいが海外で調達した製品事例をご紹介

続いて、実際に当社がベトナムをはじめとした海外で調達した精密部品の製品事例をご紹介いたします。

空圧機器用六角プラグ

空圧機器用六角プラグ

この製品は、品質を担保するために、材料に日本製の真鍮(C3604)を使用することが必須条件でした。そのためご相談前のお客様は、コストが割高になる国内での生産を余儀なくされていました。

そこで当社では、お客様の指定する日本製の材料をベトナムに輸入し、現地で製造するというスキームをご提案。これにより、品質条件を満たしたまま、大幅なコストダウンを実現しました。

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クランプブロック

クランプブロック

このクランプブロックの調達において、お客様は深刻なサプライチェーンの問題に直面していました。近年、国内では黒染め処理に対応できる加工業者が年々減少しており、「精密なマシニング加工」から「繊細な表面処理」までを一貫して任せられるサプライヤーが、国内では見つからなくなってしまったとのでした。

この将来的なお悩みに対し、当社はベトナムの提携工場での「一貫生産」をご提案いたしました。加工から表面処理までを別々の企業で行う場合、工程間の輸送で傷がつくリスクや、品質管理の分断といった問題が避けられません。しかし当社では、マシニング設備を保有する加工業者と、黒染め処理設備を保有する表面処理業者と、それぞれで最適なパートナー企業を選定いたしました。これにより、当社による一元的な品質管理体制の下で、移動に伴う品質リスクをゼロにし、お客様の厳しい要求をクリアすることが可能となります。

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A6061製 空圧機器用 マニホールドブロック

A6061製 空圧機器用 マニホールドブロック

アルミ(A6061)製のマニホールドブロックです。マシニング加工後、アルマイト処理を施して仕上げています。

この製品は、機能面・外観面において、一切の傷が許されないという非常に厳しい品質基準が設けられていました。そのためお客様は、品質が安定し、かつ信頼できる検査体制を持つサプライヤーを求めていらっしゃいました。

この厳格な品質要求に対し、当社はベトナムパートナーが持つ高度な品質保証体制でお応えました。

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水処理機械用 カップリング

水処理機械用 カップリング

こちらは、水処理機械に使用されるステンレス(SUS304)製のカップリングです。高精度な四角穴(公差:-0, +0.05)の加工が特徴です。

今回のご相談は、お客様が直面していた、深刻な事業継続の課題から始まりました。まず、長年この部品を供給していた国内の仕入先が廃業してしまい、代替となるサプライヤーが見つからず、やむなくお客様が自社での内製化に踏み切りました。しかし、その頼みの綱であった社内の加工部門も、深刻な人手不足により、担い手がいなくなってしまうという危機的な状況に陥っていました。

お客様が「新たな職人を探して採用するしかない」とまでお考えだった、この「人手不足」という経営課題に対し、当社は海外での一貫生産をご提案いたしました。

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超々ジュラルミン製 分配ブロック

超々ジュラルミン製 分配ブロック

こちらは、機械部品として使用されるアルミ(超々ジュラルミン:A7075-T651)製の分配ブロックです。直角度0.01、平行度・平面度0.02、さらにはH7の穴公差など、複数の厳しい幾何公差が求められる、高精度なマシニング加工品でした。

この製品の最大の課題は、A7075-T651という特殊な材質にありました。お客様はこれまで、「この材料は、専門業者でなければ材料入手も加工も不可能だ」とお考えでしたが、そのためアルミダイカスト専門業者にサプライヤーが限定されることで、コストが高止まりしている状況にありました。

この長年の課題に対し、当社はベトナムの提携工場でのワンストップ生産をご提案いたしました。当社の幅広いネットワークを駆使することで、特殊なA7075材の安定調達ルートを確保することも可能です。さらに、高い技術力を持つパートナー企業にて、材料調達から高精度なマシニング加工、黒アルマイト処理、そして精密検査までを一貫して行うことで、大幅なコストダウンを実現いたしました。

お客様からは、「専門業者しか扱えない」という長年の思い込みが覆され、品質を維持したまま、これほど大きなコストダウンが実現できたことに、驚きと喜びの声をいただいております。

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組立冶具(エア便 特急対応)

組立冶具(エア便 特急対応)

生産ラインで使用されるアルミ(A2017)製の組立治具です。今回は「受注後5日間」という、極めて短い納期でのご依頼でした。

今回のお客様は、急な仕様変更により、組立治具が特急で必要となったとのことでした。しかし、海外調達では船便輸送が基本となるため、このような超短納期での対応は不可能だとお考えでした。

この「特急対応」という非常に高いハードルのご要望に対し、当社はベトナムでの製造と、輸送手段を航空便(エア便)に切り替えるというスキームをご提案いたしました。製造から出荷までを最優先で進め、航空便を活用することで、受注からわずか5日間という、国内調達と変わらないスピードでお客様の元へ製品をお届けすることに成功しました。

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丸頭特殊ボルト

丸頭特殊ボルト

機械部品として使用されるSUJ2製の丸頭特殊ボルトです。冷間加工で成形され、真球度S0.03という極めて高い精度が求められます。

このお話は、お客様が長年取引していた国内の冷間加工メーカーが廃業してしまい、この特殊ボルトのサプライチェーンが完全に途絶えてしまったという、深刻なご相談から始まりました。特に、SUJ2という材質の冷間加工と、その後の高周波焼入れまでを一貫して対応できる、高い技術力を持ったサプライヤーであったため、代替先を見つけるのは絶望的な状況でした。

この危機的な状況に対し、当社はベトナムでのワンストップ生産をご提案。当社のネットワークを駆使し、SUJ2材の冷間加工に対応できるだけでなく、現地で高周波焼入れまで一貫して行えるという、お客様の要求を完璧に満たすパートナー企業をベトナムにて選定し、お客様とマッチングして解決いたしました。

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丸頭特殊ボルトアッセンブリ

丸頭特殊ボルトアッセンブリ

こちらは、特殊ボルト(SCM440他)と複数の部品からなる、丸頭特殊ボルトアッセンブリです。各種サイズを取り揃え、最終の梱包まで含めたOEM供給に対応しています。

このお話は当初、お客様が取引していた国内の部品メーカーが廃業してしまい、構成部品である「特殊ボルト単品」の調達先を探している、というご相談から始まりました。

しかし、当社がお話をお伺いする中で、お客様がその特殊ボルトを調達後、他の部品と組み合わせて社内で組立・梱包作業を行っており、その工数や管理コストが大きな負担となっていることが分かりました。そこで当社は、単にボルト単品を製造するのではなく、関連部品の調達から組立、梱包までをすべて一貫して海外で行う「アセンブリ供給」をご提案いたしました。組立工程の半自動化なども含めた、トータルコストダウンのスキームを設計いたしました。

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海外部品調達代行はいわいにお任せください!

海外調達の納期遅延は、サプライヤー、物流、品質、実務など複合的な原因で発生します。これらのリスクは、一般的な対策だけでは防ぎきれません。

いわいは、独自の「日本品質」基準でのサプライヤー選定、リアルタイム進捗管理Zoom検品による手戻り防止、そして複雑な貿易実務のワンストップ代行により、納期遅延リスクを極限まで低減。貴社の生産計画を守り、「確実な納品」と「安心」を実現する海外部品調達代行は、いわいにお任せください。

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