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配管支持金具のコストと手間を削減!海外調達と「溶接レス架台」という新発想

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目次

プラントや建設現場で欠かせない配管支持金具(配管架台)。材料価格の上昇や、高齢化に伴う熟練した職人不足により、調達コストと施工の課題が年々増しています。さらには、配管支持金具を事前製作後、輸送費をかけて現場に届けた先で、調整できずに手直しをするために送り返すという課題もあります。本記事では、手間やコスト削減の可能性と、さらに「溶接レス」で現場調整が自由にできる革新的な配管支持システム「ユニストラット」をご紹介します。

 

配管支持金具調達における課題とは

配管支持金具は、プラントや工場の配管を支えるために不可欠な部品です。プラント配管は、まるで先進的なジャングルジムのような見た目で、きっと多くの人がどこかしらで目にしたことがあるものかと思います。これらのプラントをしっかり整えるためには、配管支持金具が必須となります。しかし、近年この配管支持金具に関していくつかの課題があがってきています。勾配調達担当をされている方や、プラントの現場に携わっている方であれば、以下の課題点に頭を悩ませたことが一度はあるのではないでしょうか。

・鋼材価格の上昇

原材料である鋼材の価格が世界的に高騰しており、配管支持金具のコストも年々上昇しています。特に大規模プロジェクトでは大量の支持金具が必要となるため、鋼材価格の上昇はコストが増大する要因となっています。

・熟練の職人不足

配管支持金具の製作には溶接加工が欠かせませんが、日本国内での高齢化が進むにつれて、熟練した技術者が年々減少しています。後継者不足も深刻で、「技術はあるけど人がいない」という状況に直面する加工業者が増えています。実際に現場の声として、定修などで業者を集めた際に「まだ現場のことよく分からなくて…」という方が来てしまうというケースも増えて来ています。

・現場でできることへの制約

多くの現場は、火気厳禁であることも多く、溶接作業ができないこともあります。そのため、配管支持金具を事前に工場で製作し、現場に輸送費をかけて搬入する必要があります。しかし、この方法には大きな課題があります。まずは、事前に製作した支持金具を現場に搬入したものの、「寸法が合わない」「配管ルートが図面と違う」といった問題が発生することがあります。火気厳禁の現場では溶接による手直しができないため、再度工場に送り返して加工し直す必要があり、輸送費と工期の両方が膨らんでしまいます。

  

画期的な解決策があります!「ユニストラット」とは?

海外調達によるコスト削減は有効ですが、実は「そもそも溶接が不要な配管支持システム」が存在します。それが「ユニストラット」です!今から説明するユニストラットは、前述した全ての課題をすんなり解決してくれる画期的な商品です。

・溶接不要、ボルト締結のみで組み立て可能

ユニストラットは、アメリカ発祥の配管・建築設備・プラント設備・電気設備・空調配管・機械支持など、多用途に使える汎用フレーミングシステム(鋼製チャンネル材)です。専用のチャンネルと専用のクリップを組み合わせ、ボルト締結のみで配管支持金具を組み立てられます。

溶接が不要なため、火気厳禁の現場でも安心して使用できます。そして、現場での組み立てができ、ボルト締結なので手直しもその場で完結するので、輸送費も手直しの時間や手間も全て削減できます。さらに、誰でも組み立てができるため、専門の職人が不要です。現状、日本ではまだあまり知られていませんが、海外ではホームセンターにおいてあるくらいには浸透しているものです。

 

・現場で自由に調整できる柔軟性

前述のとおり、従来の溶接架台は、事前に工場で製作するため、現場でのサイズ調整が困難でした。しかし、ユニストラットはボルトを緩めるだけでミリ単位の位置調整が可能です。配管設置後に「少しズレている」と気づいた場合でも、その場でスライドさせて調整できるため、送り返して加工し直す必要がありません。この柔軟性は、現場での作業効率を大幅に向上させます。基本的には、現場で全て完結するので手直しのために再度搬入する手間は基本的になくなります。

 

・工程削減:約78%削減の実績

従来の支持金具(配管架台)と比較して、ユニストラットは工程を大幅に短縮できます。具体的には、以下のような削減効果があります。

  • 材料切断・穴あけ:75%削減(ほぼ不要、長さ調整のみ)
  • 溶接組立:100%削減(溶接ゼロ)
  • 防錆塗装:90%削減(亜鉛メッキ製でアタッチメントのみ)
  • 現場搬入・仮置き:66%削減
  • 据付・レベル調整:60%削減(ボルト固定)
  • 配管支持金具取付:33%削減(スプリングナット使用)

 

合計で、従来31時間かかっていた工程が、ユニストラットでは約7時間に短縮され、約78%の削減を実現しています。工程削減に加えて、コスト面でも大きなメリットがあります。

  • 切断・穴あけ費用:75%削減
  • 溶接費用:100%削減(溶接不要)
  • 運送費用:70%削減(現地組立のため架台搬入不要)
  • 人件費:50%削減

 

これらを合計すると、従来の溶接架台と比較して大幅なコストダウンが可能です。しかも、コストを抑えながら現場での調整は今より楽になるという、まさに一石二鳥のシステムです。日々、こなさないといけないタスクや業務が多いからこそ、時間もコストも削減できるところは効率よく最小限化できるにこしたことはありません!

 

株式会社いわいのユニストラット調達サポート

株式会社いわいは、日本ではまだ珍しい数少ないユニストラットサプライヤーです。ベトナムとの強固なネットワークを活かし、ユニストラットの調達から納品まで一貫してサポートしています。ユニストラットは海外ではホームセンターに置かれるほど普及していますが、日本ではまだ認知度が低く、供給体制も限られています。当社は、ユニストラットの選定から、設計サポート、製作、表面処理(亜鉛メッキ・塗装)、納品まで、ワンストップで対応しています。お客様の図面をもとに最適な部材を提案し、現場での組み立て方法もアドバイスいたします。


私自身、初めてユニストラットの実物を見たときは、そのシンプルな構造に驚きました。「こんなに簡単に組み立てられるのに、こんなにしっかりしているのか」と。ぜひ一度、実物を手に取って体験していただきたいです。課題が積み重なる現場において、ここまで多くをいっぺんに解決できる画期的なものがあるなら、もっともっと浸透すれば良いのに、と純粋に思いました。


配管支持金具の調達でお困りの際は、ぜひ株式会社いわいまでご相談ください。お客様の課題に寄り添い、最適なソリューションをご提案いたします。

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